入曽の獅子舞 清水
訪問:10月18日(土)15時~16:30 @金剛院(埼玉県狭山市南入曽)
入曽の獅子舞は現在毎年10月の第三週土日に、金剛院と入間野神社で奉納されている。かつては農家や自営業が多かったため、10月14、15日に固定されていたが、10年程前から現行の日程に変わったそうだ。
入間野神社の案内板によれば、獅子舞の起源は明らかでないが、宝暦8年(1758年)に描かれた獅子舞の懸額が神社に残されており、それ以前から伝承されているようだ。干魃時には雨乞いをしたり、疫病流行時には各戸を回ったりしたと伝えられているとのこと。昭和54年に県の無形民俗文化財に指定。
金剛院は入間野神社の別当寺であり、獅子舞奉納も寺から神社に対して行われているそうだ。獅子舞の中の「うた」という演目で歌われる詞の内容も、主に入間野神社が創建されたことを祝うものとのこと。神社掲示によれば、入間野神社は旧号を国井神社(後に御嶽権現)という。農業用水を天水に頼るしかなかった狭山丘陵では、大規模な井戸が掘削され、当時は同神社に井戸の神・水の神が祀られたという。
初音ミクマジカルミライ
初音ミク「マジカルミライ 2014」in TOKYO
2014年9月20日(土)
東京体育館 メインアリーナ
民俗芸能とは関係は無いが、調査クラブで色々な民俗芸能を見てまわる中で、かつての伝統芸能や民俗芸能が、その当時の生活環境に大きく影響をうけながら形を変化させていたことに気付いた。
そうした生活環境と芸能の関係からみた時に、今、現在の私たちの生活環境と芸能、文化とは、どういった関係性にあるのだろうか。
という疑問が出てきた。
また、そうした現在の生活環境から、かつての民俗芸能が担っていたようなコミュニティへの帰属意識、心の拠り所としての文化、芸能は、今の時代にあった形として、新たに生み出すことは可能なのか。という疑問が湧いてきたので、現代の文化ということで、初音ミク『マジカルミライ2014』のライヴを見に行った。
中間発表 若林
【実験について】
民俗芸能調査クラブでの調査を通して、かつての伝統芸能や民俗芸能が、その当時の生活環境に大きく影響をうけながら形を変化させていたことに気付いた。
そうした生活環境と芸能の関係からみた時に、今、現在の私たちの生活環境と芸能、文化とは、どういった関係性にあるのだろうか。
という疑問が出てきた。
また、そうした現在の生活環境から、かつての民俗芸能が担っていたようなコミュニティへの帰属意識、心の拠り所としての文化、芸能は、今の時代にあった形として、新たに生み出すことは可能なのか。ということを実験を通して考えたいと思っている。
その為、今回は民俗芸能と同時に、現在の文化ということで『初音ミク』のライヴを観劇しに行った。
初音ミクのライヴで感じたことを元に実験を創作した。
御霊神社例大祭・面掛け行列 清水
9月18日12:00~16:00(12:00~例祭典、13:00~鎌倉神楽、14:40~面掛行列)
坂ノ下の地名は極楽寺坂(鎌倉切通しの一つ)の下に位置することから。神社から徒歩10分程行けば、由比ガ浜に連なる坂ノ下海岸に出る。平地と山地半々の半農半漁で栄えた地域だそうで、神社内には農業・航海に関わる境内社もある。正面鳥居の目の前を江ノ電が走っており、踏切を渡って境内へ入る珍しい感じ。鬱蒼と木が茂った崖を背負った境内は小さく、本殿の他、境内社や宝物庫、神輿を保管する蔵などがあるが、神楽殿はない。
神社資料によれば、創立は平安時代後期の鎮座900年。元は関東平氏五家の始祖を祭っていたが後に鎌倉権五郎景政一柱のみになった。例大祭はこの景政の命日である9月18日に行われている。五家を祭ったことから御霊神社と呼ばれるようになったとの説があり、御霊信仰との関連は不明。景政の逸話に、眼に刺さった敵の矢を仲間が景政の顔を踏んで抜こうとした所、刀を抜いて仲間を切ろうとしその無礼を叱責したというものがあり、神社の紋は二つの矢羽根が並んだものとなっている。眼病平癒にも効き目があるとか。また明治時代には国木田独歩が境内の借家に一時期住んでいた。
続きを読む中間発表 清水
幾つかの念仏踊りや盆踊りに参加して、こんなことを感じた。
・同じ振りでも身体の流れが一筆書きのように見える人を真似ると覚えがはやかった
・上記のような人を真似るというとき、その人のノリを自分の体に移すような感覚だった
・同じ踊りの輪/列の中でも、場所によって踊りのニュアンスが異なった
・踊っていると個人の感情や思考や自意識と踊りが切り離される感覚があった
・「個」が際立って見える踊りと、個が埋没して「集団」として見える踊りとがあった
そのことから、こんな問いが浮んだ。
「身体のノリが伝播していくことで『全体の流れ』が生まれているのではないか?」
「ノリの伝播によって生まれる『全体の流れ』は均質的ではなく、バラつきが内包されるのではないか?」
「ノリの伝播しやすい身体というものがあるのではないか?」
「個人を縛りすぎず、かつ分離しない緩やかな集団性には、なにが必要か?」
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